2017年02月16日

健忘録 抗がん剤準備編 〜ウイッグとは〜

色々脱線しましたが、やっとこ自分の話に戻ります
これからは、実際抗がん剤を打って私がどうだったかというお話です
なので、結構大変だったんわ〜!! という吐き出しになります

ですが、今回はウイッグについてお話しようかと思います


退院して家に戻ると、私の部屋にベッドが置いてありました
聞かされていなかったのですが、父がその方が寝たり起きたりがしやすかろうと、リクライニング出来るものを購入してくれていたのでした!

び、びっくりした!!

更に、家の中でも歩けるようにとウオーキングマシーンまで!
これが今後、物凄く助けになったりします
ありがてえありがてえ

退院したのが6月14日
次の診察…手術で取り出した左の卵巣の病理結果が出るのが6月21日

この間、私は抗がん剤の副作用について調べ倒しました
気になったのはやっぱり、脱毛とその対処方
病院からもパンフレットを貰いましたし、まず手に入れるべきはウイッグであろうと、私は医療用ウイッグを調べました

これがまた、高い!!!!

スキンといった人工頭皮がついているもので、いいものだと10万円以上するのです
安いものでも3万だとか
ただ、一つは安物よりもしっかりしたものがあった方が、外出する時に気持ちが楽だという話もあり、それでも…と思った時に出会ったのがこちらです
http://ilovewig.jp/lineawig

何だかアフェリエイト的な感じですが、このブログはアフェリエイト一切入れてません!

病院からもらったパンフレットの中で、一番平均価格が安かったので見てみたのですが、直接お店に行って、試着をして買う事が出来るそうなのです
完全予約制で、付き添いもOK
これは嬉しい
父に車を出して貰って、母と、丁度お仕事が休みだった立部さんを連れて大阪のショップへ

散々試着させて貰って、一万円位のウイッグを購入しました
人毛の高いウイッグも試着させてもらったのですが、頭の大きさや元々の髪のボリューム、髪のツヤを考えても選んだウイッグが一番自然だったからです

こんな感じです

……普段自撮りしないので写真があまりない事に気付きました

17984.jpg
一番手前が私
劇団での作業中の写真です
真ん中が噂の立部さん
奥が北くん

17985.jpg
お芝居後の写真です
み……左が私です
右は劇団黒豚農場の小林浩司さん
人柄にじみでる役者さんです

もうちょっとアップで写っているものも
17986.jpg
左が私、右はお芝居仲間のあずにゃん
元気いっぱい、可愛いぜあずにゃん

かつらって、わかりますか?
わからないと思います

頭頂部はこうなっています
17989.jpg
ちゃんとつむじがあります

気を付けるのは、自前の髪ではないので、風が吹いたり帽子をかぶってくしゃっとなってしまった時は、しっかり手櫛でなおしてあげないと跳ねたまんまになってしまう事でしょうか
時々鏡を見てチェックするといいと思います

もう少しウイッグの話をすると、私は舞台でウイッグを使う事が結構ありましたので、ウイッグを被るという事に抵抗があまりありません
早めにウイッグは用意して被り慣れておくと「ああ、こんなものか」と安心出来ると思います

実際このウイッグ、地毛じゃないと気付いた人はごく僅かです
それも演劇関係者で、髪のツヤがちょっと違う? という勘付き方です
ホントばれません

自分から「実はこれカツラなのよ」と言って、相手が「ああそうなの!」となる感じです
抗がん剤を使ってると知ってる人はもしかして〜〜? と思うそうなのですが、やっぱり言われなきゃわからなかったという意見が殆どでした

それから、帽子をかぶってしまえばつむじなんか関係ありません
それこそネットを検索すれば、3000円そこらで普通にウイッグが手に入ります
充分です
ちょっとそこらにお出かけする時はお安い普段用のウイッグを使い、人に会う時は勝負ウイッグを使う
こんな使い分けをしています

あと、慣れないうちはショートヘアーが楽です
ロングは絡まりやすいですし、自然に見せるのがショートより難しくなるので、ショートで慣れてもうちょっと違う髪型も試してみたいな〜という時に試着をしっかりするか、失敗してもいい覚悟でお安いウイッグから試されるといいかと思います

話を戻します

前髪もカットしてもらい、これで準備は万端
いつでも抜けろ!! という気分でした
やっぱり、準備をしておくと気持ちの余裕が全然ちがいます
まだ抜けるのは何週間も後だと思っていても、安心感があります


脱毛ですが、頭髪だけでなく眉やまつげも抜けます
そう、全身の毛という毛が抜けます
腕も足もつるんつるんになります

元々眉は剛毛で、抜いたり切ったりする事はあっても書く事なんかなかったのですが、アイブローを初めて買いました
睫も抜けるので100均でつけまつげも買ったのですが、これはまだ使っていません
めんどくさいアイライナーで充分だと感じたからです

ウイッグを使うようになってからは、どこにウイッグを置いておくかで最初ちょっと悩みました
結果、こうなりました
17990.jpg

ウイッグ立てというものが、200〜300円で売っています
ネットでも買えます
らくちんです

ウイッグについてはそろそろネタが尽きたので、この辺りで







……今回のお話、身内しか見なかった場合知り合いに自分の頭髪の事を暴露するのみに終ってしまいますので、出来れば切実に、この情報を欲している人に届きますように





posted by masako at 13:41| Comment(0) | 芝居以外の日常

2017年02月15日

健忘録 抗がん剤編

このブログを見に来る人は演劇関係の人が多いとは思うのですが、そろそろ卵巣癌という同じ病にかかって抗がん剤を使う事になり、不安に思っている人に届いていたらいいなと思っています

届くかしら
というかそもそも届いたとして役に立つかしら

わかりませんが、とりあえず体験記をどんどこ思い付くままに書いていこうと思います


今回は抗がん剤と、その副作用の話に集中したいと思います

前回もそうでしたが、私は専門医ではありません!!
貰った抗がん剤のパンフレットの情報と自分が体験した事を書いていきます
正しくは〜という表現があるかと思いますが、大きく違っていない場合は鼻で笑いながら読み飛ばしてください


卵巣癌は、使える抗がん剤の数が多い病気だと先生から説明されました
なので、一つの抗がん剤が効かなくても、二つ目、三つ目とお薬を試す事が出来るそうです
有り難い事です

平成29年2月15日(水)
この段階で、卵巣癌に対して統計的に最も良く効くとされる抗がん剤は

「パクリタキセル」
「カルボプラチン」

この二つだそうです

生理食塩水やブドウ糖、吐き気止めなどとこの二つのお薬を、順番に点滴で打っていきます

抗がん剤は、打てばバケツを持ってげーげー吐く、みたいなイメージがあるものですが、今ではお薬もかなり良くなり、吐き気はあっても吐くまでいく人は少ないと説明されました
吐き気止めの薬も良くなったので、抗がん剤を打つ前に予防としてそれを点滴する事によって、吐き気をかなり抑える事が出来る様になったとも

有り難いお話です

ですがこのお薬、私にはとってもとっても、大変な問題がありました
「パクリタキセル」が、アルコールで溶かして使うお薬だったのです

私はアルコールに目茶苦茶弱いです
酒が飲めません
どれくらい飲めないかと言うと、グラスに注がれたお酒を三分の一も飲めば、顔が青くなり呼吸が浅くなる位に弱いです
それを、血管に直接打つというのです
投与されるパクリタキセル100ミリグラムあたり、ビールで役150ミリリットルに相当するアルコール量となるそうです

薬の副作用でも何でもなく、単純に泥酔して吐く!

酒好きの知り合いには「それは羨ましい! むしろ飲みたい」と言われましたが、とんでもねーです
抗がん剤は血管から外れて皮膚に染み出してしまったりすると、その周辺の組織が死んでしまうくらきっつい薬らしいのです
それを体に入れる訳です
脅す訳ではありませんが、しんどい薬にはかわりはないという事です


さてさて、次はこの薬達の、副作用の話をしたいと思います
17855.jpg

病院でもらったパンフレットです

この薬はこんな薬だよ〜という紹介ですが、どちらも副作用についての説明が大半を占めています
この二つの薬の副作用、結構同じ内容のものが被っています
ですが、どちらも兎に角量が多いです

まずカルボプラチンから
当日
過敏症・悪心・嘔吐

二日目
悪心・嘔吐(遅延性)・食欲不振・倦怠感

三日目
手足のしびれ

一〜二週間
口内炎・下痢・骨髄抑制

一ヶ月にかけて
間質性肺炎・脱毛・肝障害・腎障害

ひとつも良いことないな!! って感じですね

勿論これが全部起こるとは限りません!

起こる可能性がある、というものです
実際私の身に起こったのもこれらの半分くらいです
まあ半分でも多いですよね

では次に、パクリタキセルです

当日
過敏症・悪心・嘔吐

二日目
悪心・嘔吐(遅延性)・筋肉痛・関節痛

三日目
手足のしびれ

一〜二週間
口内炎・下痢・感染症・出血

一ヶ月にかけて
脱毛・貧血

こっちも大概です

ですが、殆どの副作用が同じものになっています

本当に、個人によって副作用の出方は変わるようです
なかなか出ないな〜もうこれないのかも、と思っていたら遅れてやってくるって事もありました

ただ、この二つのお薬に関しては、脱毛と骨髄抑制はほぼ起こると思っていいという説明でした

骨髄抑制とは、ざっくり言うと白血球、赤血球、血小板の量が減少する状態の事です
つまり、怪我をすると血が止まりにくいだとか、風邪をひいたら重症化しやすいだとか、そういった事になります

あと、上記にはありませんが吐き気を抑える薬のせいで、便秘になります
なりやすいです

もう一つ、味覚が変わります
何食べても美味しくない、みたいな状態になります
これはかなり個人差があるみたいですが、私はなりました

更にもう一つ、臭いに敏感になります
今まで平気だった臭いが、嗅ぐと吐き気をもよおすようになります
これも物凄く個人差があります
人によって、何が駄目かも変わります


こんなに沢山の副作用、恐ろしい不安だ、やってられない!!
そう思うかも知れません
私もそう思いましたが、結構慣れてくると対処方がわかってきます

吐き気が出たら吐き気止めを飲みます
横になって休みます

手足の痺れは一応、薬があります
あんまり効きませんが、その内しびれにも慣れてきます

関節痛は我慢せず痛み止めを飲みます

鼻血が出やすくなったら強く鼻をかまないよう気を付けます

風邪をひきやすくなるのでうがいをします
マスクをします
お水を飲みます

貧血が起こったら鉄分を摂ります

脱毛が起こったらウイッグや帽子をかぶります
眉は描きます
睫はつけまつげもあるし、アイラインで割と誤魔化せます

何とでもなります
思い詰めなくても大丈夫
何とかなります

きっついな〜ってなったら、きっついわ〜って言いましょ
ほんで、自分の体を褒めたり慰めたりしましょ

ごめんな、私が不甲斐ないせいで大変やな
痛いな、しんどいな、でもありがとうな、生きてるな、大事にするからな

そう言って、自分の体を労いましょ

流れに身を任すのみな感じではありますが、必要以上に怖がらなくても大丈夫です
どうしてもきつかったら、主治医の先生に相談したり、セカンドオピニオンを試してみてもいいと思います

食事療法や自然治癒を扱っている病院の門戸を叩いてみるのもいいと思います
今後また書きますが、私は最初の病院から違う病院に移っています


あと二つ、抗がん剤の紹介を

「ドキシル」
「アバスチン」

17882.jpg

まずアバスチンから

これは他の抗がん剤とセットで使うお薬みたいです
ですが、ちゃんと抗がん剤なので副作用はしっかりあります

内容的には殆ど一緒ですが、ごくまれに胃や腸に穴が空く事があるそうです
それから、先生が動向を気にしているなと感じたのは尿にたん白が出るたん白尿

この薬単品での副作用は、そこまで強くないという印象です
何せ先生が「この薬は吐き気とかないから」と言ったくらいです!

先に説明した二つのお薬は「癌の増殖を防ぐ」お薬になります
このアバスチンは、簡単に言うと「癌が作った栄養補給用の血管を壊して兵糧攻めにする」お薬です

次に、ドキシル

実はわたくし、先に使っていた二つのお薬が効きにくくなってしまっていました
パクリタキセル、カルボプラチンに代って、このドキシルを使っています

こちらの薬は上の二つとは違い、副作用はほぼ一つに集約されています

「手足症候群」

パンフレットの中は、手足症候群の説明と対処方でページの半分以上を占めています
手足症候群は、手が赤く腫れたり爛れたり…という事が起こるそうです
これまた結構な確率でなるようですが、その症状の強弱は人それぞれみたいです

そこまで酷くなる人は見た事がないと薬剤師の先生は言っていましたが、重い物を持ったり雑巾を絞ったりペットボトルの蓋をあけたり、そういう事は避けた方がいいそうです
保湿が大事! との事

あともう一つ、手足症候群に次いでページがあったのが口内炎
これもそんなに心配はしなくて大丈夫と説明されました
歯磨きとうがいをしっかりして、もし口内炎が起こったら早いうちに市販の薬を塗れば大丈夫

骨髄抑制や吐き気、脱毛もセットでついてくるのですが、吐き気、脱毛に関してはかなり弱く、抜けてしまった髪や眉が生えてきたり、痺れている手足が改善される……かも……との事でした

これは有り難い!!!

何よりアルコール地獄から脱出出来るのが本当に有り難い

いい事づくしでもう何だったら最初からこっちがええや〜ん、とか浮かれる事は出来ません
薬が一つ効かなくなったって事は、選択肢が一つ消えたって事です
統計的に一番効く薬から試していってるので、このお薬は2番目の薬です

なんて考えるより、やっぱり「ええや〜ん」の方がいいんでしょうね(笑)
バシルーラ! バシルーラ!


お薬について私の頭で理解出来ている範囲では書き切れたと思うので、今日はここまで!

次は、私と抗がん剤について書いていこうと思います





タグ: 抗がん剤
posted by masako at 15:04| Comment(0) | 芝居以外の日常

健忘録 癌の話編 〜気になる癌にメラゾーマ〜

だらだらと書いているこの健忘録ですが、ここでちょっと、癌って何やねんという話とか書いてみようと思います

ですがわたくし、勿論専門家でも医者でもありません
ここに書くのは、本で読んだりネットで調べたり(癌になった方のブログや体験記など)実際癌だった方から聞いた話です

ここに書くものが全てではない事を先にお伝えしておきます
もし間違っていたり、致命的に他人に被害が及ぶような内容になっていた場合は、ご連絡をしていただけたらと思います

慌てて訂正します

でも、癌に関わった事のある方に話を聞くと、癌にかかった人の精神状態とか考え方や気持ちは、病気の進行や回復に大きく影響していると言われます

そもそも、癌は普通の人でも毎日かなりの量が産まれていて、免疫細胞に退治されているのです
これは聞いた話とかではなく、きっちり証明されている事です
癌は普通の細胞に化けて、免疫細胞さんから逃れようとするらしいのですが、免疫細胞さんは癌の擬態を見破りきっちり退治出来る能力があるので、問題ないのです
ですが、ある日突然免疫細胞さんが癌の擬態を見破れなくなる
これが癌という病気になるのです

突然癌が全部消えた! とか奇跡が起こった! という治り方をしたというお話を時々聞きますが、これは免疫細胞さんが「あれ、こいつ癌やん! やば! めっちゃ広がってるやん!!」と、何かの拍子で目覚めてしっかりお仕事をするようになった状態だと言われています

免疫細胞さんのやる気スイッチがどこにあるのか、それが今はまだわかっていないので、抗がん剤という薬を使うのが一般的な治療方となっている訳ですね

免疫細胞さんが職務放棄をする原因は、ストレスだとか暴飲暴食だとか睡眠不足だとか言われています
それでも癌になる人もいればならない人もいます
なりやすい人なりにくい人というのもあるのだと思います

そして、癌になった方で治った方の治療方法だって千差万別です
食事療法で良くなったという方もいますし(叔母の友人です)抗がん剤と手術で治したという方もいます(私と同じ、卵巣癌ステージWだった方のブログから)

あとこれは、今お世話になっている、動物愛護探偵の殺陣指導をお願いした山本先生
http://www.yoshin-do.com/
から聞いたお話ですが

癌を告知されたけれど、早期発見だし治療の余地はまだ全然あったのに「私は癌だ、もう助からない」と思い詰めてしまった方の癌の進行は異常に早く、一気に悪くなってしまった
逆に、もう末期だと言われている人でも、自分は癌でも何でもないと思っている人の方がそれ以上の進行がなかったり治ったりする

言葉は違うと思いますが、こんな事を言われました

また、私にとってもんのすごくしっくり来たのが

貴女は役者でしょう
だから演じるねん
自分は癌じゃないって

自分は癌でもなんでもないぞと気持ちから作って、自分の体を騙すのです

なるほど…これはわかりやすい
なので私は、なるべく口に出すようにしています

私は癌じゃない
癌? 治った

病は気からと言いますしね!

山本先生と私
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その病は気からを心底思い知った出来事がありました
これは最近の事ですが、知人と喧嘩をしてしまい結構な応酬をした後いきなり体調を崩し、後の検査で炎症反応が一気にあがってしまったという事がありました
その知人ともちゃんと仲直りして後日検査をしなおすと、あがっていた炎症反応は元の値まで戻っていました

癌になって、私の体は水のようになっているのだなと思いました
外の影響を物凄く受けやすい
なので、自分が発する言葉は出来るだけ気を付けようと思うようになりましたし、逆に他人から聞く言葉も、自分に向けられたものでなくても悪い、否定的な言葉は聞きたくないと思うようになりました

何かスピリチュアルやな〜と思われるかもしれませんが、ストレスの影響を受けやすい状態だと思ってもらえたら有り難いです


癌になった人に沢山会ったり話をしたりする機会がありましたが、癌との向き合い方もそれぞれです

癌と闘うという人も居ますし、癌と共存するという人もいます
これめっちゃ相反しているんですけれど、その人に向いた癌との付き合い方なんだろうと思います

私はどっちかというと……結構中間なんです^^;
戦ったり無視したりあやしたり
何と言うか、色んな人の影響を受けやすいんでしょうね
自分に一番合った付き合い方を、今も模索していますが、何とか現状維持を保っています


そろそろ、標題のメラゾーマが気になってきている人がいると思います
これ、前の日記で書いたドラクエのCMから「癌をメラゾーマする」が立部さんとの間で流行したという話に繋がっています

健忘録 告知編
http://masako-blog.owaraisatake.com/article/178761711.html

私が検査手術の為に入院していた頃、立部さんは本当に良く見舞いに来てくれました
それから、こんな話も聞かせてくれました

脳に腫瘍が出来た小さな子供がいました
手術も出来ないような難しい位置に腫瘍はあって、もう治療が出来ないと言われていました
ある医者が、子どもに変わった治療をする事になりました
子どもに、脳の腫瘍を攻撃するような「想像」をさせるという治療です
子どもはスターウォーズが好きだったので、白血球や免疫細胞を宇宙船にみたてて、実際に癌の位置をしっかり想像した上で、その癌を宇宙船が攻撃する想像をさせるのです

結果、脳に出来た癌がすっかり綺麗に消えてしまった、というお話です

勿論専門の先生が行なった治療でしょうから、癌が消えるまで色んなプロセスがあったと思います

が、当時の私達はとりあえずやってみっかくらいのノリで
自分達が好きなもの=ドラクエ
癌を退治する方法=アレしかない

という事で、想像で癌にメラゾーマをかける事にしました
「まさこさんは気持ちが弱いところがあるからなあ…」という立部さんの言葉が印象に残っています

そうなんだ、私結構弱いのだよ
だから頼むぜ、相棒

「癌どこや」
「この辺が痛い。あとこことここ」
「よっしゃ。メラゾーマ!!!!!!」

というアホなやりとりをよくしていました
あとバシルーラもよくやりました
今でも時々やります

アホやけど、これで治ったらすごくないです?
癌にメラゾーマ効くんですよ?

そんな訳で、ドラクエ]内で僧侶な私とバトルマスターの立部は、メラゾーマを習得するべく鍛錬の日々を送るのであった……


なんやこの締め
とりあえず次!






posted by masako at 13:27| Comment(0) | 芝居以外の日常

2017年02月14日

健忘録 入院編 手術後

手術が終り、先生から説明がありました

まず、左の卵巣を摘出した事
目視で確認出来る播種を取った事
子宮内膜症で癒着していた腸を剥がした事

それから所見では、取り出した腫瘍は癌で、悪性だという事でした
これから病理にかけて、癌の大元がどこなのか確定し、使う薬や治療方針を決めていくという話でした

悪性だったという事に、もう衝撃はありませんでした
多分そうだろうという見解であったし、数ミリの期待に希望を抱く程追い詰められてもいませんでした

お腹の傷痕は綺麗ですよ、と言われました
私のお腹には腹帯が巻いてあって、私は暫く傷口を見る機会がありませんでした

それに、腹帯を開く機会があっても、目を逸らしていました
そこにばっさりと大きな、痛々しい切り口があるのを想像してしまったからです
シャワーが浴びられるようになるまで、お臍から下腹までの約20pを直視する事は出来ませんでした


意識がはっきりしてくると、色んな事を理解するようになります

まず一つは前の日記にも書きました、痛みです
それから、管に繋がれた煩わしさ

寝る時も腕や背中から点滴の管が出ているので、まともに寝返りも出来ません
管がなくてもお腹が痛いので、寝返りなんて出来ないんですが……足も血栓予防の機械にがっちり拘束されているので、ベッドの上では天井を見上げるのみになります
これらは、立って歩けるようになったら取り外せる、という事でした

これまた驚きな事だったのですが、手術後、全然起きられないんです
まず頭を上げる事が出来ません

寝たきりになっていたって言ったって、せいぜい丸一日あるかないかです
それが、ベッドのリクライニングを起こすだけで酷い目眩に襲われるんです!
本当に驚きでした

よく病院もののドラマなんかで、意識が回復したらすぐにぺらぺら喋ったりとか、思い立ったその日に手術とか、あれ全部不可能だと思いました
目が覚めた時にばっちりメイクなんかしてないし、目が回るから体を起こす事も出来ないし、ぼんやりしていてうまく話せないし、体中管まみれだし、手術前には下剤がつきものです
いや勿論フィクションだからの演出ですけれど、体験したばかりの身としては、こんなスルスルいかんぞ〜と思ってしまうのです

置いておいて、手術の次の日にはもう立つように促されるようになっているんです
看護師さんに「もう少ししたら来るから、そしたら一緒に立ってみましょう」と言われます
出来るだけ体を起こして、頭のぐらぐらに慣れさせておきます

一日目はその準備が足りなかったのだと思います
お腹の痛みを庇いながら何とか立ち上がると、物凄い目眩と吐き気
自律神経の発作が起こりかけ、たまらずベッドに戻りました

今日は無理、明日にしましょう
悔しかったです
一日目で歩きたかった

次の日リベンジして、立つ前の準備をしっかりして、今度は歩く事に成功しました
血栓予防の機械や点滴、尿の管も取れました
本当に嬉しかったです

それから毎日なるべく歩くように言われたので、回遊魚のように病室の周りをぐるぐるぐるぐる歩いていました

立って歩けるようになったら、次は食事です
点滴がなくなって初めての食事はお昼ご飯でした

コーンスープのような臭いに心躍らせ一口飲むと、天から地へ叩き落とされる位のがっかり感
味が殆ど無いスープ
それはそうです
久々に胃を動かすので、刺激の少ないものから徐々に慣らしていく訳で、いきなりしっかり味のついたものなんか食べられる訳がないんですね
重湯もお粥の汁だけ
臭いはお粥なのに、どれだけさらっても米粒一つ入っていないんです

ご飯が食べられるようになって数日後、立部さんが見舞いに来てくれた時の写真がこれです
S__91832325.jpg

あまりに食が進まず、ご飯の前で項垂れる私の図

この時私は個室なのをいい事に、結構立部さんにこれは食えないこれは食えると味見させていた気がします
いえ、味見させました
すみません

食事が出来るようになってきた頃、何か食べたいものがあるかと聞いてきた両親に、私は醤油味の煎餅、と言いました
両親はおせんべいをラップに包んで、持って来てくれました
小さいものが三枚
二日にかけてこっそり食べたのですが、本当に美味しかったです


こうして少しずつ食べたり歩いたりしてしっかり動けるようになってきた頃、咳が出始めました
手術中、喉に管を入れる為に、手術後咳が出る人があるという事でした
私以外にも手術後に咳をしている人を結構見かけたので、かなりの確率でなるようです

この咳が厄介で、軽く咳をするだけで、お腹の傷が物凄く痛むのです
これは一週間から十日くらいは続くのですが、コンと咳をすれば痛くて蹲る、という状態です
お腹に手を添えて体を僅かに丸めて咳をすると、痛みが少しマシに感じられました

咳をすると痛みますが、笑っても痛いです
体調が良くなってくるとお見舞いに来てくれる人が増えます
劇団員も来ます
病院から職場が近かった立部は本当に、毎日のように来てくれました

気の知れた仲間ですので話も盛り上がります
笑います
痛いです
もう咳は出るわ笑うわ痛いわで、手術から暫くひいひい言っていた気がします

看護師さんも日にち薬だと言っていたので、それも段々良くなっていきました
痛みでどうにかなりそうだと思っても、それは数日の事です
安心してください
治りますよ

痛みが落ち着いて来た頃、私は大きな咳を一つしました
プチ、とお腹が鳴りました
お腹の中から聞こえて来た気がしました

痛い、と思いましたが大した事はなく、何があったんだろうかと首を傾げました
最近の手術の糸は、抜糸などがいらない溶けるものと聞いていたので、まあ問題ないだろうと思いました

それから数日、退院後にもかかって下から上に徐々に上がってくるように、プチ、プチ、と何かが切れる感じがありましたが、私はこんなものだろうと思っていました

この時何も言わずにいた事が、後々私を苦しめる事になるのですが、一旦置いておきます


ある日、シャワーを浴びる許可が下りました
毎日暖かいタオルで体をふいてはいましたが、長い間髪も洗っていないし、しっかり拭いていてもやっぱり足や背中がもぞもぞする感じがします

お腹の傷を見るのは怖いし水が染みるのではと思ったのですが、そんな事よりもシャワー浴びたいという気持ちが強くなっていました

いざ、お腹の傷を見てみると……お腹に細かくテープが貼られていました
肌色のテープです
傷は、ザクザクと縫い目なんてありませんでした
血の跡も全くなく、さっぱりとしたものでした

大体一人30分という規則があったので大急ぎで、でしたが、本当に気持ち良かったです
傷口も水に染みるなんて事はありませんでした
人間の回復力って、本当に凄いです


そろそろ退院の時期を決めようかという頃になって、例の胃カメラと大腸カメラをしようという話になりました

入院している間の方が、自分のベッドで待機出来るしそっちの方が楽だよ、との事でした
私も勿論その方が有り難かったので、入院期間を延長して検査をしてもらう事になりました

立ったのが6月1日
歩いたのが6月2日

胃カメラの検査は6月10日になりました

検査の前はまた絶食
せっかく食べられるようになったのに、何だか残念な気持ちでした

胃カメラの検査は、口に麻酔を含んで喉に行き渡らせ、暫し待ちます
そして、人生初の胃カメラでしたが……もう苦しかった事しか覚えていません

人によっては全然楽だったよ〜という話も聞くのですが、私は全然でした
検査中ずっと嘔吐いていました
先生の「もう少しだから頑張ってくださいね〜」を意識の遠いところで聞いた記憶があるくらいです
過酷でした

検査の結果、癌はなし!
多少の胃荒れは見られるものの、この位なら一般の人でもある、という事でした

良し!
両手を挙げて喜びました

そして、6月13日
大腸カメラ

胃カメラも大概恐ろしかったのですが、大腸カメラはそれを凌駕していました
私を苦しめた下剤を、今度は2リットルも飲まなくてはいけないのです
これはかなり気が重い作業でした

業務用の洗剤みたいな入れ物に入った下剤を、自前のコップに手酌でやる訳です
味は、ちょっと変わったスポーツドリンク、という感じです
それだったら意外と飲めるのでは? と思うかもしれませんが、2リットル飲むにはきつい味でした

もう二度と体験したくありません
あの下剤がもっと飲みやすいものになるよう、医学の進歩に期待します

勿論絶食もあります
が、前日のお昼まではご飯が出ました

食べられないものと思っていた私は喜んだのですが、出された食事に我が目を疑いました
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お昼ご飯です

私は震える手でビスコを掴み、大事に食べました
最後に食べたのはココア味のウエハース
サクサクで美味しかったです

軽い麻酔を打って貰い、緊張しながら検査がスタートしたのですが
これまた激痛
ちょっと痛すぎて、久々に涙が出ました

あまりに進みが悪いのでベテランの先生らしき人に替わって「ここがこう」等と説明しながら機械を動かすんですがそれも痛い
人によっては全然痛くなかったよ〜という話も聞くのですが!
私はもう、ちょっと耐えられないくらい痛かったです!

切実に、医学の進歩に期待します

検査の結果、大きなしこりなどはなし
癌はない、との事でした

本当に嬉しかったです
ガッツポーズ

そうして、大腸カメラの次の日
6月14日
私は無事、退院する事になったのでした

勿論、これは終りではありません
むしろ始まりです

検査の為の手術でしたし、これから抗がん剤という一大イベントが私を待っています

それはまた、次回に






タグ:入院
posted by masako at 18:42| Comment(0) | 芝居以外の日常

健忘録 入院/手術編

さてさて、準備編が終りましたので、今度こそ入院/手術編に参ります

卵巣癌の検査手術の為の入院日が決まり、5月27日、入院となりました

手術までの間に検査検査です
血液検査、肺活量の検査、歯科検診えとせとらえとせとら……
歯科検診は受けても受けなくてもいいものでしたが、手術後に口内環境が悪くなる方がいるとの事で、私も受ける事にしました

手術の説明は主治医の先生(例の女性の先生から変わっていました)、両親、看護師さんと私で、病室ではなく小さな会議室で行ないましたが、そこで結構私にとって衝撃的な一言が

「手術が終ったら、胃カメラと大腸カメラの検査もします」

おや……?
PETCTで癌の検査はもう終ったのでは……
違いました
ペットCTでは写らない癌もあるという事なのですね
つまり、今以上癌の転移があるかもしれないという事です
胃がんや大腸癌になっている可能性もあるというのです

ごつーんと衝撃がきました
すると、突然吐き気と目眩が
ついで呼吸も浅くなってきました
暫く忘れていた自律神経失調症の発作です

私は看護師さんに付き添われて退室
自室のベッドに戻りました
先日しっかり括った筈の腹がふにゃふにゃになってしまい、私は泣いてしまいました

「すみません、情けない」
謝ると、看護師さんは私の背中をさすりながら「そんな事はないと思います。強いです」と言ってくれました
その看護師さんは、これから私を担当する看護師さんでした
若い方で、とっても綺麗な人

看護師さんに励まされて、一度泣いたらすっきりして、私はもっぺん緩んだ腹を括りなおして会議室に戻りました

手術は5月の31日
何だかもう力が抜けたので、それまでの数日はかなり気楽に過ごす事が出来ました
多分私より、家族の方がしんどい思いをしていたと思います

ただ、体調的にその頃私はお腹の調子がべらぼうに悪く腰も痛かったので、あまり食事は楽しめず、痛み止めを飲み続けるという状態での入院生活でした

窓からの風景
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5月30日手術前日

手術ってそのものが大変だと思っていたんですが、違いました
手術前も大変です
何がって、まず絶食
それからお腹の中を空っぽにする

下剤です

も〜〜〜〜これが本当に大変でした
苦しい!!
汚い話になって申し訳ありませんが、水です
蛇口が馬鹿になった水道です
何度もトイレに通い、最後は浣腸もされました

そこでまた、あまりの腹痛のせいかトイレで自律神経失調症の発作が!
私はたまらず緊急ボタンを押しました

駆け付ける看護師さん
必死でパンツとズボンを上げる私

意識朦朧としながら、車椅子で病室に戻されたのが手術の前日です
ああ、きつかった

そしてとうとう5月31日手術当日

この日も朝から下剤です
もうええて

お水は飲んで良かったのですが、それも手術何時間前になるとストップ
待ち時間が本当に長かった

前の手術が長引いたら予定時間を過ぎる事があるのですが、大体過ぎるようで私以外の方も「遅いな〜まだかな〜」という声はよく聞きました
遅れるものだと思ってのんびり待った方が体も心も楽です

そして遂に声がかかり、手術用の服に着替え、車いすで移動

手術室はまるでドラマのセットのようでした

天井が凄く高い
広い部屋にぎっしりと銀色の機械が並び、音楽がかかっていました

そこにぽつんと、思ったより狭い手術台
まな板の上に自ら上がる鯛の気持ちです

この辺りの事はもううろ覚えなのですが、まず担当の先生の自己紹介
それから手術台に横になって、点滴の針を腕に刺し、胸には心拍計、指に酸素量を測る計器などが取り付けられました
それから背中に麻酔の管を刺して、準備完了

心拍数がかなり高かったみたいで、先生から「緊張してる?」と聞かれました
そんなに緊張してるつもりはなかったのですが、少々まずいドキドキ具合になっていたみいです

「深呼吸深呼吸」
スーハースーハー
「音楽変えようか。普段何を聞いてる?」
「サカナクションとか…マンウィズ聞いてます」
「意外やな!! 僕も聞いてる」

有線だったので丁度良くマンウィズはかからなかったのですが、かかりそうなチャンネルに変えてくれました

そして全身麻酔の開始

「どう? 眠くなってきた?」
「そうですね…何だかふわふわしてきた気がします。あ、結構きました。ふわふわ…ふわふわ…ふ」


ここで私の意識は途絶えました


次に目を覚ましたのは、看護師さんの私を呼ぶ声でした

「山本さん、山本さん、ベッド移動しますよ」

ストレッチャーという患者を寝かせたまま移動出来るベッドから、私の自室のベッドに移動するようでした

ベッド同士をくっつけ、ベッドの柵を掴んで腕の力で体を引っ張り、自分のベッドにずるずると移動します
いつの間にか、私のベッドには頭の部分にバスタオルがひかれていました
枕がありません

何だか気持ちが悪くて頭を少しあげたくて、枕が欲しかったのですが手術後は頭をあげちゃいけないらしいのです
それでもあんまり辛抱出来ないので、母に頼んで頭の下にタオルを入れて、ほんの少しだけですが頭を上げさせてもらいました

横になっていると、担当医の先生が来て「気分はどうですか?」のような事を聞きました
「先生、気持ちが悪いです」多分そう言いました
何だか凄く吐きそうで、助けて欲しい気持ちがありました
「吐き気止めの薬が点滴で入っているから、すぐ良くなるよ」
そんなような事を先生が言いました
うろ覚えです

姉が仕事の後で見舞いに来てくれていました
それまで、姉との関係は良好ではありましたが少々、実は、姉の性格が若干きつめで苦手なところもありました
それが病気が判明してからというもの、姉が凄く優しいのです
何かと私を笑わそうとしたり、励まそうとしたり、入院中も何度も見舞いに来てくれました
今では姉と話をするのが、私の楽しみの一つになっていたりもします

じゃあ帰るで、と言った姉の横顔を見ると何だか寂しくなって、少しだけ手を握りたくて意識朦朧としながら手を伸ばしたのですが、サムズアップと勘違いされました
イエーイと姉は笑っていました
もういい、ありがとう姉

贅沢にも手術の日から個室に入れて貰っていた私です
その日は母が簡易ベッドを入れて付き添ってくれました

頭が少しずつしゃっきりしてくると、今の自分がどんな状況かがわかってきました
足にはむくみや血栓を防止する為の機械がセットされていました
背中には管が刺さりっぱなしで、救助犬についてる小さな樽みたいな形をした容れ物に、痛み止めが入っていました
お腹に管が刺さっているし、尿を取る機械も刺さっています
いつの間にか手術前の服から違うものに変わっていました

その晩は激痛との戦いでした
そして熱い
母は寒かったかもしれませんが、窓を開けさせてもらいました

夜中兎に角お腹が痛い
開腹手術だったのでしっかりお腹は切っています
痛くて当たり前ですがもうそりゃべらぼうに痛い
傷口が開いてしまったんじゃないかって心配になる程痛くて痛くて、何度も夜中にナースコールをしました

痛み止めは数時間に一度しか使えないので、幾ら何度も痛いと言っても出来る事は限られていました
そこで私は看護師さんから、耳慣れない言葉を聞きました

「もうヒカチュウしか出来ないんですけど、それでもいいですか?」

……ヒカチュウ? 何それピカチュウの親戚?

色々考えましたが痛みの波が尋常でない私に選択肢はありません

「何でもいいです。やってください」

暫く待って、看護師さんがやってきました
手には注射器を持っています
何だ、注射かと思い右腕を差し出しましたが、いつものように肘の内側ではなく、肩の下辺りを消毒します

注射針が腕に刺さり、私はやっと気付きました
これは普通の注射じゃない
痛い!!

「ヒ、皮下注ウウウウゥゥゥ!!!!」

そうです
ヒカチュウとは、皮下注射の事でした
血管に注射をするのではなく、皮膚に液体を打ち込むのです

それはもう痛かった

実はそれから毎日、血栓予防の皮下注射をする事になるとはこの時の私は知りようもありませんでした


入院/手術編終わりです

次は手術後の入院生活をぽつぽつと書いていきます



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posted by masako at 15:27| Comment(0) | 芝居以外の日常