2017年03月01日

健忘録 抗がん剤編C 爪の変化と腰痛

さてさて、抗がん剤のお話です

前回はお芝居の話になったので一回飛んで、去年の秋頃のお話に戻ります

セカンドオピニオンで病院を変えてから、少しずつ体調の変化についていけるようになってきました
抗がん剤は三週間に一度になったので、最初の十日は関節痛が酷い
それが過ぎれば割と過ごしやすい
この繰り返しです

十日を過ぎればつまり体が動くという事なので、気分が落ち込まずに済む時間を確保出来るようになってきたのです

もう一つの副作用、味覚の変化

表現しにくいのですが、味そのものが薄くなって、合成調味料の甘い味だけ感じるようなイメージでしょうか
それも点滴後十日ほどでマシになってきました
友達とお茶をしたりご飯を食べに行く約束をするのは、この期間を狙ってになりました

腰痛もだいぶマシになったので、吐き気の薬はあまり飲まずに済むようになりました
これは芝居をやる上では絶対条件です
本当に助かりました

※3月現在はまた腰痛がぶり返し、この頃よりむしろきつい状態なので、吐き気の薬を吐き気が出ないよう半分ずに折って飲むなどの対処をしています

10月5日
足元ふらつき有り なまっている
これから歩かないと…

この頃からしっかり歩くを意識して、一日30分は歩く! を目標に父に買って貰ったウオーキングマシーンをしっかり使うようになりました
出れる時は外にも出て、近所を散歩します
腰痛さえなければ、運動が出来る
これが一番ありがたい

ただ、手足の痺れは蓄積していくものなので、時間が経つ内に酷くなっていきました
薬は飲んでいるのですが、特効薬という程の効果はないらしく、特に足の感覚が鈍くふんばりが弱いです
お芝居の時、最後のお辞儀で足がよろけた事もありました
隣の立部さんが倒れるんじゃないかとハラハラしたそうです

次からつま先にぎゅーっと力を入れて、絶対によろけないよう注意しました

お芝居が終った頃、毎回入院だった抗がん剤の治療が、日帰りに変わっていきました
これはありがたい

毎回二泊三日の荷物を用意してベッドにごろごろするだけの日が短縮されるのです!
やった〜〜
これでウオーキングが出来ない時間を減らす事が出来ます
嬉しかったです

ですが、この日帰り注射、思ったよりきついものがありました
往き帰りの事ではなく、環境が変わったからなのかちょっとしんどかったのです


日帰り点滴は広い部屋にカーテンで仕切ったリクライニングのソファーとベッドがずらり20以上並んだ内の一室で行ないます
私は点滴にかかる時間が6時間と長く、アルコールのせいで吐き気もあるのでソファーではなくベッドでの点滴にして貰えるようでした

大きな部屋は綺麗で明るくて、トイレも近いしDVDデッキの貸し出しなんかもあります
ご飯も食べられる…のですが、点滴を打っていると水分を大量に摂取する為かお腹が減りません…

12月14日
日帰り初めて アルコールでか一回吐く

入院の時はアルコールでふらふらになっても吐くまでいかなかったのですが、どうにもうまくいきませんでした
足の痺れについて、つま先が痛い時もあると看護師さん伝えると、色の変化はどうですか? と、聞かれました
そう言えば足の爪をじっくり見る事はありません
どうだろうと靴下を脱いでみると、黒ずんでいました
驚き

見落としていた副作用なのですが、爪の黒ずみや変形(線が入る)があるようなのです
じわじわと出てきているので、さっぱり気付いていませんでした
この時、手には症状が殆ど出ていなかったのですが、3月1日現在はしっかりわかるようになっています

19954.jpg

わかるでしょうか?
縦と横に筋が入り、黒ずんでいます
パッと見てすぐわかる程ではありませんが、気になるくらいにはわかります
マニキュアでも塗ろうかしらと思いましたが、爪が息できない感じが苦手で放置しています
ですが、そろそろ春ですし薄い肌色〜ピンク色を塗ってみるのもいいかもしれませんね


1月13日
日帰り二回目 打ってる時手足の痺れ強
アルコールのせいか三回吐く 腰痛!!
一日入院

この日、点滴中に物凄い腰痛に襲われてナースコールをしました
散々吐いた後の激痛
眉を顰めて歯を食いしばって耐える程の痛みです
仰向けになって横になれず、体を横にしたり座ったりして耐えましたが耐えきれず

抗がん剤のアレルギー反応と判断され、それを抑える点滴をされましたが一切良くならず、主治医の先生がおりてきてくれました

痛い場所が癌がある場所と一致しているので、アレルギーではないだろうと先生
にっちもさっちもいかない私に、先生が「どうする? 今日入院する?」
私は「します」と応えました

お家大好きっ子の私でしたが、痛みに耐えられる気が全くしなかったのです

大急ぎで私の入院の準備が始まります
先生も看護師さんも慌ててベッドの確保を試みてくれましたが、何と満室
仕方なく、処置室にお泊まりする事になりました
検査をすれば、二泊くらいになるそうで、ベッドが空けばそちらに移動するという事になりました

処置室はナースステーションがお隣で、カーテン一枚で隔てられていました
処置室なので、メインの大きなベッドの横に、簡易の細長いベッドが置かれています
荷物を入れるスペースはないのでそこへ荷物を置きました

床は緑色、よく見たら、け、け、血痕がまだ残っておりました
おお…リアル処置室
病棟もいつもの婦人病糖ではなく階が違うので、入院患者さんの中には男性も居ます
トイレを探しに外に出た時、風景がいつもと違うのが新鮮でした

母が慌てて入院に必要なタオルやパジャマを持って来てくれました
申し訳ない…
私を迎えに来た父から連絡を受け、お仕事から帰った後大慌てで荷物を用意してくれたのです
ありがたい

腰痛に処方されたのは一時期吐き気が強すぎて飲むのを諦めた麻薬成分の入った「オキノーム」
覚悟をして飲むとあまり吐き気は出ませんでした
看護師さん曰く、痛みが強く出てる方が、吐き気が少ないんですよ
へ〜〜なるほど…
これぐらい痛くないと駄目なのか…

薬が若干効いてくれはしましたが、やっぱり仰向けに寝る事は出来ず、横になって寝ました

次の日の朝、主治医の先生がやってきました
「山本さん、どう?」
「昨日ほどの痛みではなくなりました。オキノームが効いたみたいです」
「立てる?」
「はい」

すっくりと立つと、先生が笑いました
「山本さん、退院したい?」
「したいです」
「じゃあ、退院しよっか」
「はい〜?」

私の退院が決まりました!

というのも、昨日より悪くなっていたり、立てなくなっていたら検査と先生は思っていたようなのです
それが症状が緩和されて、なおかつしっかり立てるなら良いでしょうと
私が基本入院あんまりしたくない派だという事も、先生は汲んでくださっているようです
嬉しい

退院を伝えられた看護師さんの「ええ!!!」という驚きが、申し訳なかったです^^;
私の引っ越し先を確保してくださっていたのですが、それが急にいらなくなったのです
それでも良かったですね〜お家に帰れて、と笑顔で言ってくださったのですから、ホントに白衣の天使達…
ありがとうございました

オキノームの追加をたっぷり貰い、退院となりました
処置室での一夜は面白い体験となりました
というくらい前向きな方がいいでしょう!!

その後オキノームを常用していたら、ある日猛烈な吐き気に襲われ、立っても居られずベッドに倒れ、口半開きになって呼吸が浅くなる事30分という経験もしたのですが、やっぱり頓服は使う時をしっかり見定めないと怖いなと思った一幕もあったり

薬は強くなればなるほど、気を付けて飲まないといけないなと痛感しました

その頃から、腰痛がきつくなり5分も歩くと腰が痛いという状態が続いています
続けて居た30分ウオーキングも出来なくなりました
薬を飲んで、落ち着く時間を今試している所です

先生は放射線の治療も考えているけれど、負担が大きいので出来れば飲み薬と抗がん剤で乗り切りたい、と言っていました
先生の希望にも応えたい
いけましたね〜って笑い合いたい

また薬もなく、時間も気にせずざくざくと歩ける時が来ると信じています






posted by masako at 12:23| Comment(2) | 芝居以外の日常