少しお久し振りになりました
ブログの続きです
何となく話がたまったら吐き出してを繰り返しているこのブログですが、今回は抗がん剤の続きと腰痛のお話です
腰痛、何故癌で腰痛かと言いますと、私は腰椎に癌が転移しています
詳しく言うと、腰椎二番目と五番目、それから右の恥骨
私が今現在歩けない程の痛みを被っている原因は、腰椎の癌が原因となっている訳です
前回のブログでも書きましたが、腰痛がある日突然酷い事になりまして、痛すぎてあまり長い時間歩けなくなってしまいました
その歩ける時間も段々短くなって、徒歩五分で立ち止まる
そんな状態です
立っているのもしんどいので、座っているのがデフォルトになってくる日々…
一度立部さんと強いお薬を懐に忍ばせ買い物に出掛けたら、出先で痛くなり薬を飲むと、今度は猛烈な吐き気に襲われるという事が起きました
いやあ、あれは本当にお店の人にも立部さんにもご迷惑をおかけしてしまいました
さらに、OMさんのスタジオが近いという事で、買い物場所から移動して休ませて貰ったりなんかして…
本当にその節はありがとうございました!!!!
後日、これはもう入院という事になりまして……
そして今日久々に退院してきたところなんですが…実はまだ何も治っておりません!
というのも、「パクリタキセル」「カルボプラチン」の二つの抗がん剤、それから「アバスチン」が効きにくくなってきた為新しく導入された「ドキシル」「アバスチン」の組み合わせからなる抗がん剤
これが腸穿孔の可能性が若干あるお薬なのです
腸穿孔=腸に穴が空きます
そして、腰痛の治療として頼りにしていた放射線の照射は、勿論体を貫通するものでございますので腰にあてようとすると、どうしても腸を掠めます
色んな方向から腸を避けるように避ける様にあててくださるそうなんですが、それでもどうしても当ってしまうという事なんですね
放射線も、当った場所はダメージがあります
お薬の説明書には同時にやってはいけないという事は書かれていないらしいのですが、一般的に同時使用は避ける事になっているそうです
なので、抗がん剤を少しお休みしないと放射線を当てる事が出来ないそうなんです
やれどっちを取るかという感じですが、私はとにかく歩けるようになりたいと希望しました
どこかへ出掛けるのも車じゃないと駄目だし、そもそも歩き回れないなら外出なんて出来ません
どうしてもこれを解消したかった
なので、少し期間をあけて、放射線を打って貰う事になりました
治療延期です
腰の話ですが、久々にMRIを撮ってもらうと抗がん剤の切り替え時期という事もあるけれど、腰の癌が少し大きくなっているという事でした
数は増えていないという事で、それだけはちょっと一安心
しかし「骨折はしてないんですよね、良かったです」と言った私に、担当のS先生は「う〜ん」とうなりました
骨折=ボキッのイメージなんですが、腰椎の場合そうではないらしいのです
腰椎の骨折=ヒビでも骨折
そして腰に癌があるという事は、もうヒビ入ってるようなもの、らしいのです
「このMRIを見る限り…骨折してるとも言えなくもない…」
マジで?
腰椎骨折ですって!
そら痛いわ!!!
お外五分も歩けないわ!!
放射線の治療が始まるまで、痛み止めのお薬を少し変えて普段の痛みの緩和を促す事になりました
飲む薬の量は増えてしまいましたがまあ…致し方ないです
痛いよりマシ!!
放射線科のT先生も担当のS先生も、私が芝居をしていると言ったら張り合いがある方がええ事だと言ってくれますし、全面的に協力しますと言ってくれます
凄く親身になってくれる、いい先生達です
なんやかんやで病院を変わったりしましたが、今の病院に入れて良かったなと今は感じています
それからもう一つ、担当のS先生から少し怖いお話も聞かされました
抗がん剤が一つ効かなくなった事、今やっている抗がん剤の効果がどこまであるのかわからないけれど、先生は私が抗がん剤が効きにくい体質なんじゃないかなと思っているという事
「ドキシル」が駄目だった場合、次の抗がん剤を利用するのか他の治療法にするかどうかは悩ましいところである事
勿論、治る、治す方向で全力で治療をするしその方法も探すけれど、もしもの時に緩和治療やホスピスに入るという選択肢が目の前に来た時どうするか、という事も考えていて欲しいと言われました
いざ目の前に恐ろしい現実がやってきた時、何もわからない選択できないではどうしようもないので
怖いけど、自分で何をどうするかは決めたり探したりしないといけないなと思いました
勿論、ここにきても図太いので、まだ治ると信じていますし治ってやりたい事もありますし、何より芝居沢山しないといけませんからまだまだ
親孝行もちゃんと出来ていない身ですので、もうちょっと頑張らせていただこうと思っています